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診療科目

風邪などの一般的な病気に加えて、消化器病特に肝臓病に力を入れていきたいと考えております。
消化器とは、食道・胃・十二指腸・小腸・大腸・肛門といった食物の通り道である消化管と、その消化管に付随する臓器である肝臓・胆嚢・膵臓からなっています。消化管の疾患は、腹痛や嘔吐・吐血・便秘・下痢・下血といった症状を伴うことが多いのですが、肝臓病は初期のうちは殆ど自覚症状がありません。そのため、職場の検診等で肝障害を指摘されても、放置されていることが多いと思います。ですから症状が出てきた時にはかなり進行していることもあり、肝臓は「沈黙の臓器」とも言われています。しかし、肝臓は肝心要の臓器ですから、肝臓が悪くなることは即ち寿命と関わってきます。

肝臓を悪くする原因には、アルコールだけではなくて、B型肝炎ウイルスやC型肝炎ウイルスといったウイルスや、自己免疫性疾患(自己免疫性肝炎・原発性胆汁性肝硬変など)、薬剤性肝炎に加えて、最近増えてきているものに脂肪肝(特にあまり飲酒しない方)があります。また、肝臓を悪くする原因として、肝臓外の臓器からくるものもあります。胆石や総胆管結石・胆管癌・膵頭部腫瘍・心不全によるものなどもあります。自覚症状がないからといって、またあまり飲酒しないからといって、肝臓をほったらかしにするのではなくて、一度は肝臓の検査を受けてみませんか。肝臓病には一過性である急性肝炎もありますが、多くは慢性肝炎から数十年かけて肝硬変に進行していきます。そうなる前にきちんと原因を検索した上で治療をしていきましょう。
肝臓の状態を評価するには採血検査と腹部超音波等の画像検査が不可欠です。当院では、種々の検査機器を導入しております。特に当院の特徴として、赤血球・白血球・血小板といった血球計数器に加え、肝機能・腎機能・脂質・糖尿病といった生化学項目を調べる生化学検査計を導入しており、約30分で結果が出ます。(ホルモンや抗体検査・腫瘍マーカー等は数日~1週間かかります)その為、その結果をすぐに治療に結びつけることが出来ます。

様々な病気がありますが、最も大事なことは予防です。

最近問題になっているのは生活習慣病です。
厚生労働省によると生活習慣病とは、「食習慣、運動習慣、休養、喫煙、飲酒等の生活習慣が、その発症・進行に関与する疾患群」と定義されています。
具体的には高血圧・糖尿病・脂質異常症がありますが、脂肪肝や高尿酸血症も入ると言われています。 これらはいずれも自覚症状がほとんどないため、気づかないうちに進行し、ある日突然狭心症や心筋梗塞、脳卒中などの命に関わる疾患を引き起こすことがあります。 そのため、健康診断等で生活習慣病を指摘されれば、まずは生活習慣を改善するようにしましょう。 その手助けとして、Welbyマイカルテというアプリ(無料)が役に立ちます。 体重・血圧・運動量の登録だけでなく、内服中の薬や採血結果の入力、食事の登録等もでき、日々の生活の管理ができます。 さらに当クリニックに通院中の方は「情報開示先登録」で当クリニックのIDを入力して頂くとクリニックのタブレットで確認できます。 当クリニックのIDは受付で確認をお願いします。

当クリニックでは、各種健康診断や癌検診および予防接種を行っております。
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